InsulinChecker(インスリンチェッカー)
インスリンチェッカー
インスリン治療中の患者さんのインスリン処方の計算は簡単ですが,
忙しい診療の中で,計算するのは面倒です.
また,ケアレスミスが起こりやすい状況になっています.
本ソフトは,生活習慣病で必要と感じる計算を簡便にし,
的確に,かつ,適切に,そして,詳細なコメントを出力し,
生活習慣病外来を強力にサポートすると考えます.
インスリンチェッカーのソフトだけでは,もったいないので,
2)HOMA-R,HOMA-β
3)尿酸排泄率
4)LDLの計算(Friedewald式の利用)
5)BMI・肥満度の評価
6)胸部レントゲン検査のCTR
7)誕生日からの年齢計算
以上,7種類のよく使う生活習慣病の計算をまとめてみました.
必要に応じて,ご利用ください.
InsulinCheckerの扱い方
まず,初めに,
① 空打ちのインスリン量を設定してください.
② 朝・昼・夕・眠前のインスリン単位の量をクリックします.
③ 次回の受診日をクリック後,青字で,次回受診するまでの日数が出力されます.
④ 手持ちのインスリンのクリックしてください.記入がない場合は,持っていないと判断されます.
⑤ 注射針が食前と眠前が同じか異なるかをクリックしてください.
⑥ 注射針の手持ちの袋の数をクリックしてください.
注射針が同じか異なるかでの画面の違い
⑤で示した注射針が同じ・異なるでの画面の違いを見てみましょう.
注射針の数が変わっていることに気付きましたでしょうか.
異なるにした時には,
眠前の手持ちの注射針の入力を忘れないようにしてください.
注射針が「同じ」に設定した画面(左側) 注射針が「異なる」に設定した画面(右側)
HOMA-RおよびHOMA-βの扱い方
血中インスリンおよび血糖値から算出される値になりますが,
その値については,こだわりを持っている先生が多く,
また,その数値についても,幅が広いため,
利用する先生ご自身が基準値が設定できるようにしています.
青・緑色の枠をクリックして,任意の数値を入力してください.
初期値に設定のボタンを押せば,元に戻ります.
設定値の表示
設定した数値が下図のように出力されます.
HOMA-βも同様に出力されますので,ご確認ください.
検査結果の出力
緑色の数値を入力し,
結果の出力のボタンをクリックすれば,
下図の結果が,自動的に文章になって出力されます.
インスリン抵抗性・インスリン分泌能については,
先生がご自身で設定された評価になっていますので,
満足されると思います.
修正する場所・追加する場所があれば,
ご自由に変更されてください.
コピーだけのボタンをクリックすれば,
修正した文章を電子カルテに貼り付けることが容易にできます.
尿酸排泄率
尿酸排泄率についての説明を行います.
尿中Cr,UA,採血結果のCr,UAの入力を行います.
また,下図のように,60分間尿の評価を行う先生に対応した
計算方法も出力できるようにサポートしています.
これも,今までと同様に,計算のボタンを押せば,
電子カルテに必要な詳細なコメントが出力されますので,
カルテに貼り付けてください.
BMI・CTR・年齢の自動計算
これがもっとも使う計算式ではないでしょうか.
BMIの評価・肥満度の評価をしています.
また,BMI22から現在の体重を引くことで,ダイエットの目標値を設定しています.
年齢は,誕生日を入力すれば,青字で目につきやすいところに出力されます.
これも,電子カルテに貼り付けができるように設定しています.