randMSの公開 2016/10/01
臨床治験のランダム化を自動に割付するソフトの開発が終了し,
論文投稿を行っていましたが,3つの学会誌に投稿しましたが
大まかに下記の理由にて
論文がアクセプトすることが困難でした.
①COIに問題を生じる可能性があること
【当社の解釈】
「オリジナル」のrandMSを使用料することに当たって,
金銭的な授受は発生しません.
しかしながら,
各研究機関がrandMSをカスタマイズする場合,
カスタム代金として金銭的な授受が発生することがあるため,
完全に無料としているわけではありません.
↓
風の庵という会社が作成したソフトであり
利益相反が生じる可能性が否定できない理由は,もっともでした.
(カスタム化しない場合は,もちろん無料でご利用いただけます)
②新しいアルゴリズムではない
【当社の解釈】
randMSは,
下記の2つを用いてランダム化しているソフトになります.
・ランダム置換ブロック法
・最小化法
これらは,先行文献を参考に,各個人が手動で行っていたことを
自動化したソフトになっただけで,新規性のアルゴリズムかどうかと言われれば,
査読者が指摘しているように「全く新規性」はありません.
以上から,
randMSを既成の雑誌に投稿することで,
臨床治験に関わる先生方の社会貢献をしたいという
思いは完全に断たれてしまいました.
従いまして,
既成の学会誌では
randMSの正当性を根拠とする雑誌はありません.
当社が立ち上げました日本総合医療・統計研究会雑誌による論文に作り直し,
ご利用いただける先生方が見やすくなるように
論文を公開しました.
この論文に賛同していただける先生方に
randMSを無料で使って,可愛がって頂きたく存じます.
もし,可能でしたら,
ご利用いただける先生の中で,
randMSがきちんとランダム化されているかの確認を
させていただけると幸いと存じます.
論文については,こちらをご供覧ください.
↓
原著論文(修正)