よくある統計の質問・疑問
私たちは,日常診療の中における患者との対話の中で,小さな疑問が出てくる.
たとえば,「血圧測定は,左と右のどっちを測定すべきなの?」,
「冷え症と思うけど,冷え症を客観的に評価する検査があるのか?」など.
以上のような日常診療から生まれた素朴な患者からの質問は,臨床医ならば,多く経験すると思います.
決して医療界・医学界を動かすような大きな疑問ではありませんが,
患者さんにとっては大事な答えではないでしょうか?
日常診療におけるほんの小さな疑問ではあるが,実際に論文にしようと考えると,
データサンプルの設定,測定方法,測定者間の誤差,その検査の信頼性,
食事前後による血液検査の違い等のデータをマネージメントしなければならない要素が,
次々と出現し,論文のデータを統一しなければなりません.