統計解析 自分で統計解析を行うこと 2014/5/27(火)
専門の統計ソフトで解析される先生,
エクセルで解析される先生がいます.
当社が嬉しいと感じることは,
ご依頼される先生が,
一度は,統計の処理をしていることにあります.
何らかの操作を行っていると,
少なからず,疑問を生じます.
解析のご依頼する・しないに関わらず,
当社にご相談いただければ,
サポートができると考えています.
回帰直線について,
対になったデータxiとyi(i=1,2,…,n)から単回帰式y=a+bx
最小2乗法では傾きb(回帰係数と呼びます)
は次のようにして求められます。
(a:切片,b:回帰係数)を求めるには以下の数式を用います.
x¯:xの平均値,y¯:yの平均値
b = (xiとyiの共分散)/(xの分散) = Σ{(xi-x¯)(yi-y¯)}/ Σ(xi-x¯)^2
猫 腎不全を経験した皆さんが,下記のデータの御協力(不足してもOK)いただけるようでしたら,
猫のCrと予後の計算式について,算出したいと考えております.
(1)猫の実年齢
(2)体重
(3)種類
(4)性別(オス・メス)
(5)腎機能(クレアチニン・尿素窒素)
(6)治療介入時期(種類:点滴・皮下注射)
(7)地区(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)
その他,皆さんと共有したい事があれば,追加して教えてください.
みなさまの御協力をお待ちしております.
①これから作成する論文が,既に発表されている内容なのかを確認する.
→類似する論文,批判的な論文を探す.
②自分の論文があることで,世の中・患者の役に立つのか,将来的に役に立つのか考慮する.
→この信念が強くなければ,査読者からの「ありがたい」指摘により,心が折れます.
③何を知ってらいたいのか,何を主張したいのか目的を考慮する.
→1つの論文で,1つの目的(思い)を伝え無ければいけません.
④目的を達成するためには,どのような項目を用いて評価すべきか考慮する.
→現在用いられている項目,自分が試したい項目を選びます
例)臨床治験では,現在用いられている薬品Aと,これから販売される薬品Bとの比較
⑤作りたい論文の内容について,同僚・スタッフ・患者・配偶者に説明する・評価を聞く.
→素人が分かるように説明できることで,論文の書く内容が丁寧になります.
→気付かなかった疑問点を明らかにしてくれる場合もあります.