医療系ソフト開発頚動脈超音波検査報告書

頚動脈超音波検査の取り扱い

頚動脈超音波検査報告書Ver.2が最新バージョンになります.

以下,旧バージョンの説明になります.

 

本ソフトの頚動脈超音波検査の取り扱いについて説明します.
本ソフトの語彙の説明を行います.

頚動脈血管壁厚:intima-media thickness (IMT)
プラーク:plaque,限局する動脈硬化性病変(本ソフトはIMT>1.0mmとしています)
石灰化:calcification

平均IMT:左右の頚動脈の3点を測定し,合計6点の平均値を算出します.
最大IMT:6点の平均IMTまたは,プラークの最大厚の1点を算出します.

【長所①】
勤務先の病院,アルバイト先の病院2つで,3つの医療機関を登録することができます.
本ソフトは,自院のみだけで使用することを目的としますが,
勤務医の先生が,アルバイト先での所見を簡易入力できるように
その他2ヶ所の医療機関でも登録できるように作成しています.
データの保管に関しては,勤務先の院長先生にご確認ください.
データ管理については,当社での責任は負いかねます.
 


【長所②】:イラストの記入
頚動脈超音波検査における所見の絵の入力を直接行うことができます.


結果の出力(甲状腺について)

【長所③】:甲状腺の所見記入
甲状腺超音波検査を簡易に評価できる設定になっています.
必要に応じて所見の入力ができます.
検査結果の報告については,クリックすると,
下記の順番で3パターンから選ぶことができます.

①パターンI:甲状腺に関する記載事項について,全く記載されません.
→記載なし

②パターンII:下記の簡単なコメントのみ表示されます.
【甲状腺】:特記事項なし

③パターンIII:詳細な結果を出力
詳細な検査結果の報告

報告書の結果の出力

報告書については,医師用と患者用の2つされます.
医師用の報告書には,
頚動脈超音波検査所見および甲状腺の所見が記載されますが,

患者用の報告書には,
頚動脈超音波検査のみの所見記載になります.

患者用の報告書については,平均IMTおよび最大IMTの結果から
17パターンに分け,下記の4点の事項についての報告を行っています.

・一般的な動脈硬化の説明
・今回実施した頚動脈超音波検査の結果の説明
・頚動脈硬化症の考えられる原因
・次回の検査予定間隔

パターン分類(下図の黒枠の文章)については,私的見解であり,
専門医等の判断・診断ではありません.
不要でしたら,患者用の結果説明の印刷を不要にしてください.

分類については,臨床・実践に対応していると自負しております.
不具合がございましたら,一緒に評価を行う用意がありますので,
御連絡いただけますと,幸いと存じます.